「半世紀後の問い」 ―1975 年東京芸術大学油画入学生25人の今―

財団企画 展覧会のお知らせ

「半世紀後の問い」
―1975 年東京芸術大学油画入学生25人の今―

○出展作家:
赤塚祐二、朝生ゆりこ、有森正、飯室一、大寺博、大矢隆子、川俣正、菊池敏直、貴堂静栄、黒田きさ江、小山利枝子、佐川晃司、鈴木勉、千崎千恵夫、滝宣子、田中睦治、東原均、中澤英明、中嶋均、長谷川健司、保科豊巳、前田伸子、南はるみ、森敏美、渡辺哲之

 

「半世紀後の問い」展は、1975年東京芸術大学油画専攻入学者に呼びかけて、この時にスタートした表現者達が、当時抱いていた其々の課題を半世紀の間にどのように昇華し、そうして今日、あらためて「問い」として具現化した姿を示す試みです。

今展は、一部の局所的な断片の提示かもしれないという懸念はあるものの、制作や生活、あらゆる場面で20世紀モダニズムを意識せざるを得なかった最終世代であろう表現者達の、ありがちな「造形形式の枠」を取去った作品たちを展示することで、出展者の多岐にわたる志向と手法を提示し、それらを通した時代を映す一つの世代観を示す試みでもあります。

(菊池記)

 

会期 2024年10月5日(土)- 12月22日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催・企画 半世紀後の問い展実行委員会
共催 東京アートミュージアム、一般財団法人プラザ財団
助成 朝日新聞文化財団
協賛 ギャラリーnumART  https://www.numart.jp
*同期間、プラザギャラリーで関連展示を開催

 

朝生ゆりこ
有森正
川俣正
貴堂静栄
千崎千恵夫


視触手考画説 『 水彩考 』

終了したイベントの記録です

視触手考画説 『 水彩考 』

本展は、『水彩』をテーマにした展覧会です。

美術に限らず表現媒体に何を選ぶかは、作家にとって目指す表現の核心を代理する重要なものです。そこで、私達がスケッチなどで多用する水彩絵具を入口にして『水彩と表現』の今を探る試みです。水彩の特徴を絵具の物質感が際立つことが少ない着彩面の平面性と仮定し、「画は平滑な表面の出来事」という命題を設定してみます。伝統的、或いは革新的イリュージョンか、それとも別の世界か、作家の視線に注目です。明治にあった『水彩画ブーム』は、人々の風景と日常への意識を革新するものでした。それまでの風景、所謂『名所絵』という観念的イメージの作画から、現在の私達と同じ、人々が生活するリアリティを描くことへの転換だと考えられるからです。(菊池)

展示作家:赤塚祐二、池田雅文、石川順惠、上田豊一郎、菊池敏直、近藤昌美、白井美穂、中村一美、藤村克裕、松浦寿夫

会期 2021年7月3日(土)- 9月26日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日、夏期休館 8月12日(木)〜15日(日)
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 一般財団法人プラザ財団
企画 一般財団法人プラザ財団(菊池敏直)
助成 公益財団法人 朝日新聞文化財団

 

 
赤塚祐二
『ケージとカナリア t1』
白井美穂
『Water Head』