視触手考画説 『 水彩考 』

終了したイベントの記録です

視触手考画説 『 水彩考 』

本展は、『水彩』をテーマにした展覧会です。

美術に限らず表現媒体に何を選ぶかは、作家にとって目指す表現の核心を代理する重要なものです。そこで、私達がスケッチなどで多用する水彩絵具を入口にして『水彩と表現』の今を探る試みです。水彩の特徴を絵具の物質感が際立つことが少ない着彩面の平面性と仮定し、「画は平滑な表面の出来事」という命題を設定してみます。伝統的、或いは革新的イリュージョンか、それとも別の世界か、作家の視線に注目です。明治にあった『水彩画ブーム』は、人々の風景と日常への意識を革新するものでした。それまでの風景、所謂『名所絵』という観念的イメージの作画から、現在の私達と同じ、人々が生活するリアリティを描くことへの転換だと考えられるからです。(菊池)

展示作家:赤塚祐二、池田雅文、石川順惠、上田豊一郎、菊池敏直、近藤昌美、白井美穂、中村一美、藤村克裕、松浦寿夫

会期 2021年7月3日(土)- 9月26日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日、夏期休館 8月12日(木)〜15日(日)
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 一般財団法人プラザ財団
企画 一般財団法人プラザ財団(菊池敏直)
助成 公益財団法人 朝日新聞文化財団

 

 
赤塚祐二
『ケージとカナリア t1』
白井美穂
『Water Head』

 


GARDENS Ⅱ

終了したイベントの記録です

GARDENS Ⅱ

伊藤 誠(Makoto ITO)
菊池 敏直(Toshinao KIKUCHI)
松浦 寿夫(Hisao MATSUURA)
吉川 陽一郎(Yoichiro YOSHIKAWA)

 

GARDENS と題して二回目となる本展覧会は、1970年代後半に制作発表を開始した4人による自主企画展です。
私達が活動を開始した当時、私達は必然的に作品形式と内容の関係性を問うことから始めざるを得ませんでした。それは同時に理性と感情の表現形態を問う“間”の環境であったようにも思います。つまり一世代前のミニマル、コンセプチュアル・アートとその後モードとなったネオ・エクスプレッショニズムのどちらにも距離があった。ハザマというとその語感がともするとネガティヴな印象にもなりますが、私はこの環境を時間性のみならず創造的『中庸』と捉え、一握の才能のものと思われがちな芸術観を開放する志向と実践に繋がった出発点であり位置だと考えています。
このような世代の4人の現在を、其々の個別性、役割を自覚、思考しながら提示したいと思います。

菊池 敏直

会期 2019年10月5日(土)- 12月22日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 一般財団法人プラザ財団
企画 GARDENS 展実行委員会

 

1.25 fathom
伊藤 誠
Diesseits des Berges
菊池 敏直
遠くにあるものの近さ
松浦 寿夫
bの本棚
吉川 陽一郎