海老塚 耕一展  水と風の現象学  -実体変化として-

終了したイベントの記録です

海老塚 耕一展
水と風の現象学  -実体変化として-

 

長い間「水」と「風」に囚われている。そのふたつのものは瞬間であり、ものであり、書物でもある。身体で捉え、ものとして感受し、そして読んでいく。読みながら形に変えて行く。いわゆる制作という事なのだが、このところそれは「実体変化」ということになりはしないのかと考えている。もちろん宗教的な考えとは異なる。けれども実体として「水」と「風」を捉え、それを僕は多様な素材の言葉とその表現力と共同して、新たな実体である「水」と「風」を作っているのだ。そしてそこには「境界・端・限界」が存在している。

他者である僕はこんなことを考えながら、初めて僕に至るということを知る。何もない自分が、「水」と「風」と交感することにより、「水」と「風」の存在にいたり、そこで自分を見出すということなのだと今は考えている。回答のない問いのなかで、制作は進む。

会期 2020年10月10日(土)- 12月20日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 東京アートミュージアム
企画 一般財団法人プラザ財団

 

《風・盗まれた水の手紙a
2020年

《水、それは両面価値的アンヴィヴァレントなもの、でも風は》
2020年

 


版画の妙味

終了したイベントの記録です

版画の妙味

海老塚 耕一(Koichi Ebizuka)
草間 彌生(Yayoi Kusama)
クラウス・キリシュ(Klaus Killisch)
坂口 登(Susumu Sakaguti)
辰野 登恵子(Toeko Tatsuno)
堀 浩哉(Kosai Hori)
ヤン・フォス(Jan Voss)
ロベルト・マッタ(Roberto Matta)
若林 奮(Isamu Wakabayashi)

 

版画の面白いところはその技法もしくは版を何回重ねるか、作家それぞれの創意と工夫で作品が完成する。一点一点その技法と制作年代を照らし合わせて鑑賞すると思い掛けない作家の内面に辿り着くことが出来る。そして黒衣のように見えないが刷り師の苦労も垣間見えるのである。

本展では、世界中で人気を誇る作家の作品、海外作家の作品、40版も重ねて作られた作品など9名の作家による版画作品37点を展示します。

会期 2019年7月6日(土)- 9月29日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日 および 夏期休館 8月15日(木)、16日(金)
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 東京アートミュージアム
企画 一般財団法人プラザ財団

 

海老塚 耕一
(Koichi Ebizuka)
草間 彌生
(Yayoi Kusama)
クラウス・キリシュ
(Klaus Killisch)
坂口 登
(Susumu Sakaguti)
辰野 登恵子
(Toeko Tatsuno)
堀 浩哉
(Kosai Hori)
ヤン・フォス
(Jan Voss)
ロベルト・マッタ
(Roberto Matta)
若林 奮
(Isamu Wakabayashi)