「やわらかくて、かたい」上原修一 銅版画作品展

終了したイベントの記録です

「やわらかくて、かたい」上原修一 銅版画作品展

 

銅版画は製版と刷りを経て間接的にイメージを表現する行為であるが、そのプロセスにおいて作家の意図・計画から大きく外れた状況にしばしば遭う。ジョセフ・ペネルの「偉大なエッチャーで、かつて腐蝕の技術をマスターした人はいなかった」という言葉が、エッチングのみならず銅版画すべての技法に現在でも当て嵌まる。版・インク・紙は、じゃじゃ馬のように我儘であり且つ魅力に溢れた存在だとしみじみ思う。
私は制作途中のコントロール出来ない「偶然」の状況を受け入れることを厭わない。むしろ、その即興性との協奏を自らの「必然」の技法へと繋げる工夫が楽しく嬉しい。そこに私自身の想像力を遥かに超える新たな「表現」の可能性が朧げながらに見えてくる。
銅が持つ柔らかさと硬さのバランスを介さなければ顕せない「銅版画」の世界を展示いたします。
ご高覧賜われましたなら幸甚に存じます。

 

会期 2024年1月13日(土)- 3月31日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
休館日 月・火・水曜日
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 東京アートミュージアム
企画 一般財団法人プラザ財団(上田)

 

ガウディのテーブル、そして椅子

The table & the chair, A tribute to Antoni Gaudi.

(2020年)

テーブルの上にも下にも私の荷物

My parcels on the table, under the table.

(2019年)

泳ぐ

swimming.

(2021年)

階段を上る人下りる人

gentlemen going up & down the stairs.

(2022年)

 

会場風景(2024年1月13日)

 


絵 画 偏 愛

終了したイベントの記録です

絵 画 偏 愛

上原修一
ウォレス・ティン
スナオ
永井博
ペーター佐藤
まちひろし
宮澤鬼太郎
柳生弦一郎
矢吹申彦
脇田愛二郎
渡辺逸郎
呉日
織田リラ
勝野正則
木下晋
張替正次
満窪篤敬
吉永裕

 

私は画商ではない。もちろん蒐集家、批評家でもない。
私はただ絵が好きだ、大好きなのだー。
銀座にあった「現代画廊」の画廊主で小説家で知られる、
洲之内徹さんとお会いした時、絵を描くのと尋ねられた事がある。
友人で、学生のころ一緒に絵の勉強をしていた、
今は亡き田中直くんは、パリへ渡り絵描になった。
絵を描いて暮らしていたスナオの絵を、洲之内さんは
「洲之内コレクション」に所蔵してくれた。
それがきっかけで、スナオは展覧会で帰国すると、
真っ先に向かうのが「現代画廊」と私のところ。
そのスナオの作品が、私の手元に集まりだし、
それがきっかけで、絵画同士が呼び合うように、
いろんな人の作品が自然と集まってきた。
そんな、私にとっては不思議な、不思議な嬉しい展覧会です。

上田豊一郎

会期 2020年1月11日(土)- 3月29日(日) 6月28日(日)
開館時間 11時~18時30分(入館18時まで)
開館日 木・金・土・日曜日
休館日 月・火・水曜日
入場料 一般 500円 / 大高生 400円 / 小中学生 300円
会場 東京アートミュージアム ➡ Map
主催 東京アートミュージアム
企画 一般財団法人プラザ財団
協力 (株)LEF

 

   
スナオ ペーター佐藤
 
まちひろし 脇田愛二郎